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フローリングの滑り止めの種類は?犬や猫などのペットも安心の対策法

床の一部分が滑りやすくなった、もしくは、キッチンからテーブルまで料理を運ぶときに滑って転びそうになった経験はありませんか?こういうときは、大きなケガに発展しないうちに、床に滑り止めを使用することをおすすめします。 この記事では、フローリングに使用する滑り止めの種類や、注意点について解説します。記事を参考に、ご家庭の床に合った適切な滑り止めを使用してください。

更新日2023年10月27日

フローリングに使用する滑り止めの種類

フローリングに使用する滑り止めには、大きく分けると以下の4種類があります。それぞれ使いやすさや特徴が異なるため、適した方法を見つけて使ってみましょう。

スプレータイプ

スプレータイプの滑り止め剤は、フローリングの表面に直接吹き付けることで、滑り止め効果を発揮します。階段や玄関、通路といった場所に使用でき、スプレータイプなので手軽に滑り止め効果を施せる点がメリットです。 スプレータイプの滑り止め剤を使用するときは、使用前に床面をよく清掃してから塗布することが大切です。また、不必要な場所に塗料が付着しないように、周辺を新聞やマスキングテープなどでカバーしましょう。

シートタイプ

シートタイプの滑り止めは、シートの表面に凹凸があることで滑り止め効果を発揮する製品です。シート単体で使うというよりも、ほかのアイテムと組み合わせて使うものです。たとえば、リビングのラグの下に敷くことで、ラグが滑るのを防止できます。 シートタイプの製品はカットできるものが多いので、組み合わせるアイテムの形状によって、カットして使える点がメリットといえます。

マットタイプ

マットタイプの滑り止めは、シートタイプとは違い、マット自体が滑り止めの効果を発揮する製品です。マットタイプであれば、敷くだけで滑り止め効果を発揮するため、カットする必要がありません。 たとえば、玄関マットとしての設置や、ペットを飼っている場合はペットの行動範囲に設置するとよいでしょう。

テープタイプ

駅の階段や立体駐車場の階段などで、階段のフチにテープが貼ってあるのを見たことはありませんか。テープタイプの滑り止めは、屋内・屋外問わず、階段やデコボコした面でも貼るだけで滑り止め効果を発揮できます。 屋外用に、耐久性や耐水性を重視して開発された製品も多く販売されています。ピンポイントに特定箇所だけを滑らないようにしたい場合は、テープタイプがよいでしょう。

滑り止めを使用する際は跡が残らないよう注意

シートタイプのように、ラグの下に敷いて組み合わせて使う滑り止めは、手軽に滑り止め効果を施せるいっぽうで、吸着力が強いため、長期間敷いたままにしていると床面に貼りついてしまうことがあります。 貼りついた状態で無理にはがそうとすると、跡が残ってしまう可能性もあります。こういった状況を避けるために、シートタイプの滑り止めを使用する場合は、定期的な敷き直しをおすすめします。 滑り止め効果を施したい場所によっては、スプレータイプやマットタイプの滑り止めも検討するとよいでしょう。

フローリングが滑る原因とは

フローリングが滑りやすくなる原因は、さまざまな理由が考えられます。ここでは、一般的にフローリングが滑りやすいときの4つの原因についてご紹介します。

室内の湿度が高いため

梅雨時期や夏場、雨の日などは、結露や床の表面に水分が付着することで滑りやすくなります。そのほか、浴室や洗面所、キッチンなどの水場は、知らないうちに水滴が垂れていたりすることで、滑りやすくなります。

ワックスが剥がれるため

ワックスがついていると、滑りやすいと思う方もいるのではないでしょうか。実は、ワックスの効果は床を輝かせるだけでなく、床に液剤を染み込ませることで、滑り止めの効果も発揮します。 イメージとは反対に、生活しているうちにワックスの効果が少なくなることにより、床が滑りやすくなってしまうことが原因のひとつとして考えられます。

滑油汚れが付着しているため

焼肉や揚げ物をすると、目に見えない細かい油の粒子が飛び散ってしまうのは、生活上避けられません。焼肉屋さんの床が全体的に滑りやすいのと同じで、飛び散った油の上を歩くことによって、フロア中に油を塗り広げてしまう可能性もあります。

シリコンスプレーが付着しているため

家の中で殺虫剤を使ったあと、その部分が滑りやすくなってしまったという経験はありませんか?ほかにも、靴の艶出しスプレーを使ったり、ドアの蝶番や窓のサッシなどの滑りが悪い場合に、潤滑剤を使ったりする方もいるでしょう。 こういったスプレーのなかには、シリコンと呼ばれる成分が含まれている製品があり、噴霧したときにあたりへ飛び散ることで、床が滑りやすくなるケースがあります。

フローリングが滑る場合におすすめの対策法

ここでは、フローリングが滑りやすくなってしまった場合の対処法について説明します。まだ床が滑るような状態ではないという方も、以下を参考にすれば、安全で快適な生活が送れるでしょう。

フロアコーティングを依頼する

梅雨時期や夏場、雨の日などは、結露や床の表面に水分が付着することで滑りやすくなります。そのほか、浴室や洗面所、キッチンなどの水場は、知らないうちに水滴が垂れていたりすることで、滑りやすくなります。ペット対策がとられているコーティングや、抗菌性、耐水性のあるコーティングもあります。フロアコーティングにもメリット、デメリットがあり、使い勝手や家の問題によって最適な方法が変わってくるため、適切な方法を選択しましょう。

ワックスが剥がれるため

フロアコーティングは床面にコーティング剤を塗布することで、床面に硬い膜を形成し、床を保護するものです。膜を形成するため、床を衝撃から守ることもできます。 ワックスは床材に染みこませるものなので、自分で手軽に施工できますが、基本的にはツヤ出しを主機能としています。本格的に滑らないようにしたいのであれば、専門業者にコーティングを依頼するほうがよいでしょう。

定期的にワックスをかけ直す

焼肉や揚げ物をすると、目に見えない細かい油の粒子が飛び散ってしまうのは、生活上避けられません。焼肉屋さんの床が全体的に滑りやすいのと同じで、飛び散った油の上を歩くことによって、フロア中に油を塗り広げてしまう可能性もあります。

油汚れはきちんと拭き取る

油物の調理や焼肉などの調理を行ったときは、目に見えない油の粒子が飛散しているので、無意識に足で塗り広げてしまう前に、しっかりと拭き取りましょう。 具体的には、食器洗いなどで使う家庭用中性洗剤をぬるま湯と混ぜたものへ、雑巾を浸し、フローリングを拭きます。そのあとに、硬く絞った雑巾でさらに水拭きするとよいでしょう

張り替えリフォームを依頼する

日本のフローリングは、ツルツルとして光沢がある美しい床が多いです。人間が歩くぶんには、油汚れやシリコン成分の付着がなければ問題ありませんが、ペットにとっては必ずしも快適とは限りません。 犬をはじめとするペットの腰痛や関節症は、日本で多い と言われています。これは、ペットの足が床面をグリップできず、滑ってしまうからです。欧米ではタイル素材の床が多いため、こういった問題は少ないとされています。 ペットを飼われている方は、部分的に床をタイル素材に張り替えるということを考えてあげると、ペットの健康面での心配も減少するでしょう。

まとめ

この記事では、フローリングが滑りやすくなってしまう原因と、その対策についてご紹介しました。床が滑らないようにするためには、スプレーを塗布する、マットを敷くなどの簡単なものから、床そのものを張り替えるといった大規模なものまで、さまざまな対策があります。 予算やご自宅の環境によっても、どのような対策をするかは変わります。まずは日常的に清掃をこまめに行いましょう。油物の調理を行った場合は、塗り広げる前に清掃するといったように、手軽にできることから意識するとよいです。 また、赤ちゃんのいるご家庭や、ペットを飼っている場合は、滑り止め剤の成分にも注意しましょう。

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